ホースセラピーをご存じですか?ホースセラピーは「人が馬を癒す」のではなく、「馬が人を癒す」というセラピー(療法)のひとつ。
アニマルセラピー(ドッグセラピーやキャットセラピー、ドルフィンセラピーなど)の馬版です。
ヨーロッパや北米ではメジャーなセラピーですが、日本ではいまいち…なホースセラピー。その効果を実感している、DNAレベルで馬が好きなリアが解説します。
私はホースセラピーを実際に受けたことはありませんが、馬といるだけで癒されます。
ホースセラピーとは?効果は?
ホースセラピーは代替医療のひとつで、心身の健康を促進する・身体の機能を回復させるために用いられます。
ホースセラピーは実は和製英語。日本語では馬介在療法や乗馬療法、英語ではEquine TherapyやHippotherapyといいます。
EquineもHippoも、馬という意味の単語です。Horse Therapyと検索しても、海外の情報はほとんど出てきません(!)。
ヨーロッパの一部の国ではホースセラピーは保険の対象となっており、ホースセラピー=医療行為という認識も。
心への効果としては、以下のことがあげられています。
- 不安感や孤独感の軽減
- コミュニケーション能力などの社会的スキルの向上
- 自尊心や自己受容の向上
現代人のお悩みを解決してくれるのが、ホースセラピーなのかもしれません。
ホースセラピーはうつ病やストレスに効く?
ホースセラピーはうつ病に効果的です。アメリカの論文サイトで効果が発表されるなど、科学的にも「うつ病患者に効く」というデータも集まってきています。
コロナ禍で、ホースセラピーが持つメンタルヘルスへの効果は注目を集めました。
ニュース①医療従事者に向けたホースセラピー
- 最前線で働く医療従事者に向けてホースセラピーが提供され、多くの人々のストレスを軽減(ニュースはこちら)。
ニュース②コロナ禍によって、ホースセラピーの需要が増加
- 医療従事者以外にも、コロナ禍でストレスを抱えた人・メンタルヘルスで不調を訴える人が増え、ホースセラピーの需要が上昇(ニュースはこちら)。
ホースセラピーが改善できる症状や障がいは以下とされています。
- 自閉症
- 発達障害
- 体幹障害
- PTSD
- 摂食障害
- ストレス
- うつ病
- さまざまな対象への依存症患者
いままで改善が難しいとされていた症状や障がいに効果的といわれています。
馬に乗ったり触ったりするだけでも効果あり?馬好きが語る「馬に関わるだけでもホースセラピー!」
日本経済新聞で「安らぎホルモンが出る、動物と触れ合うペットセラピー」という記事が発表されました。
「アニマルセラピーなんて近くでやってないし…」という人。動物園などにいる馬に会いに行きましょう。乗馬クラブの体験をするのもよし。
個人的な経験を少しお話します。
私は中学校から高校にかけて、ひどい摂食障害でした。スクールカウンセラーや、心療内科の担当医によるカウンセリングを両手でも数え切れないほど受けました。
しかし、私は人に自分の気持ちを伝えることがかなり苦手。というよりも、自閉症スペクトラム障害による失感情症(アレキシサイミア)により、感情の認識が難しかったりします。
そんな私は、カウンセリングがものすごく苦痛で「何を話せと?」状態でした。カウンセラーや担当医との相性がそこまで良くなかったということも理由のひとつですが…。
しかし乗馬をすると、「なんだか気分がいいな~」と自覚できる。不定愁訴などの症状も軽くなる。ホースセラピー効果を知らない間に実感していたのです。
つまり、ホースセラピーはカウンセリングが苦手、または人が苦手な人にこそ効果がある!…と思っています。
実際、ホースセラピーに興味のある人は「人に話すのが苦手」「いろいろセラピーを試したけど、効果がなかった」という経験があるように思えます(私が出会った人たちを見ると)。
心が辛い、疲れた、でもどうしたら…とお疲れな感覚過敏やHSP、アスペルガーな人たちへ。馬による癒し、ホースセラピーはいかがですか?
自分に合うセラピーを見つけて、幸せになりましょ。そしてホースセラピーにご興味ある人は私に連絡ください!
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